私の一冊

「晴れた空」上・下(半村良著、祥伝社文庫)

推薦者:大戸修二(フリーランスライター)

 今年は戦後60年目。太平洋戦争、終戦後の日本の復興、昭和時代の軌跡などについて振り返る節目の年であった。

 私のお薦めの一冊は半村良著「晴れた空」(上・下)。 この本は、東京大空襲で親も家も失った戦災孤児8人と彼らを温かく支える美しい子連れ未亡人、そして特攻帰りの男が織りなす感涙、感動の物語。戦後日本の復興と精神のたくましさが孤児たちの奮闘を通して描かれている。

 ちなみに私は終戦直後の昭和22年生まれ。いわゆる団塊世代にあたるが、主人公の子供たちと自分白身の子供時代とが微妙に重なり合い、引き込まれるように一気に読んでしまった。


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